まずはあなたの知識を確認しましょう!
- Q1
女性の一生のうち、
卵子の数が最も多いのはいつ?胎児のとき生まれた直後18歳頃正解を見る正解は、「胎児のとき」
卵子の数は、生まれる前から決まっています。 卵子のもとになる細胞(原始卵胞)は胎児の頃から卵巣で分裂を始め、数が増えていきます。妊娠20週目の頃がピークで、約700万個になります。 そして出生時には約100万個に減少し、月経が始まる頃には30~40万個になっています。卵子は一月に約1000のペースで減少し、残り1000個ほどになると閉経します。
さらに詳しく:女性の妊娠と年齢 - Q2
一般的に、健康な若い男女が
妊娠をしやすいと言われる時期に
セックスをして
妊娠できる確率はどのくらい?20~30%50%80%正解を見る正解は、「20~30%」
一般的に、健康な若い男女が妊娠をしやすいとされる時期にセックスをしても妊娠の確率は約20~30%しかないといわれています。 妊娠とは、様々なタイミングが重なり合ったふたりの間で起こる奇跡といえるでしょう。
さらに詳しく:赤ちゃんができることの奇跡 - Q3
妊活中は、男女ともに
たばこは控えたほうがいい?〇×正解を見る正解は、「〇」
喫煙は男女とも妊娠(妊孕性※)に対する影響が報告されています。 女性の喫煙は卵子の質を低下させ、さらに妊娠後も流早産のリスクが高くなります。 その上、胎児に栄養が届きにくくなるなど体重の少ない子ども(低出生体重児)が生まれる可能性も報告されています。男性の場合、タバコを吸う人は吸わない人と比べて、精子の数や運動率が低いといわれています。 男女ともに、タバコは控えましょう。
関連:妊活中に気を付けたいポイント(女性) 関連:精子力を高めるポイント(男性)
※妊孕性:にんようせい。妊娠するための力のこと。 - Q4
妊娠確率を高めるために男性は、
妊活中は禁欲したほうがいい〇×正解を見る正解は、「×」
長すぎる禁欲は、かえって精子の質を落とすと考えられます。 同じ日に射精を繰り返すと精子の数は減りますが、24時間ほどで回復するとされています。
さらに詳しく:精子力を高めるポイント②禁欲しない - Q5
葉酸サプリは妊娠してから
摂取しはじめるのがよい。〇×正解を見る正解は、「×」
妊娠するための体づくりには、多くの栄養をバランスよく摂ることが大切です。 中でも葉酸は妊娠初期に必要となる栄養素で、不足すると胎児の神経管の異常につながる可能性があります。妊娠を計画している女性は、食事+400μgの葉酸の摂取が推奨されています。妊娠を考えた日から、サプリメントなどで摂取を始めましょう。
さらに詳しく:妊活中の食生活について - Q6
精子は、暑さに弱い?
寒さに弱い?暑さ寒さ正解を見る正解は、「暑さ」
精子は熱に弱く、精巣が温まると精子をつくる力に悪い影響をもたらします。具体的には、サウナや長風呂のほか、長い時間座ったままの姿勢でいることや、膝上でのパソコン作業などがよくないとされます。
関連:精子力を高めるポイント③長時間のサウナ・長風呂は控えよう - Q7
将来の妊娠への
リスクになるものは?肥満痩せすぎ正解を見る正解は、「両方」
「肥満」と「痩せすぎ」は、妊娠・母児・分娩に悪影響をおぼします。 適正な体格指数BMI※は 、20-25です。 肥満の場合は、妊娠中の妊娠高血圧症候群,妊娠糖尿病、巨大児、帝王切開のリスクが高くなります。 痩せすぎの場合は、低出生体重児、切迫早産、早産のリスクが高くなります。 また、肥満・痩せすぎの状態は、どちらも無排卵性不妊の原因になるおそれがあります。
関連:不妊に関するQ&A
※BMI(Body Mass Index)の求め方:[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗] - Q8
精子にとって気をつけるべき運動は、
次のうちどれ?柔道水泳サイクリング正解を見る正解は「サイクリング」
スポーツ自転車のサドル(先端がくちばし状に細くなっているもの)は、股間を圧迫するため、陰茎に向かう血管を損傷する可能性があります。 その他にも、精巣が体とサドルに挟まれることで、温度の上昇や圧迫によって精子に悪影響がでる場合があると指摘されています。
関連:精子力を高めるポイント④股間を刺激しすぎない - Q9
不妊の検査や治療を
受けたことがある夫婦は
どのくらい?約4.4組に1組約6.6組に1組約10組に1組正解を見る正解は「 約4.4組に1組」
日本では、不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)ご夫婦は22.7%で、全体の約4.4組に1組の割合です。
また、不妊の心配をしたことがあるご夫婦は39.2%で、これは全体の約3組に1組といわれています。
※出典:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」 - Q10
1人目は意識せずに授かったので、
2人目も不妊で悩むことはない。〇×正解を見る正解は「×」
1人目は自然妊娠されても2人目がなかなか妊娠しない場合は、新たな不妊の原因が加わっている可能性があるため、検査を受けることをおすすめします。 年齢とともに「妊娠しやすさ」は低下し、婦人科疾患(子宮筋腫、子宮内膜症など)の罹患率が増加します。 年齢が高い場合には、妊娠しない期間が6カ月以内でも、早めの検査と治療を開始したほうがよいとされています。
Q1、2、3、 5、 7、 10 監修:県立広島病院 生殖医療科 原 鐵晃 先生
Q4、6、 8 監修:いぐち腎泌尿器クリニック 井口 裕樹 先生
あなたは、
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次は、妊娠・妊活に関わる基礎知識について、男性・女性別に詳しく解説します。
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